土用の丑

「人工ふ化ウナギ 成魚に育成」と新聞の見出しにありました。水産庁などは人工ふ化させたニホンウナギの稚魚を養殖池で育成して、天然ウナギと遜色のない味で商業利用へ向けて前進したとのことです。ただ価格は天然の10倍ほどありコスト削減が課題らしいです。

栄養豊富なウナギ、その栄養素は
①ビタミンA
ビタミン郡の中でも、ビタミンAを特に多く含んでいて、眼の働きを良くしてくれます。
②ビタミンB群
B群の中でも特に疲労回復効果があるビタミンB1と口内炎や髪、爪、皮膚などを健康に保ってくれるビタミンB2を比較的多く含んでいます。
③カルシウム
歯や骨を丈夫にしてくれるカルシウムが豊富に含まれています。牛乳よりうなぎの方が少し含有率高くなっています。
④DHA
DHA(ドコサヘキサエン酸)といえば、脳の働きをよくするために働いてくれる栄養素です。記憶力・視力の回復効果があり、がんや高血圧、糖尿病などの予防・改善にも効果があるといわれています。また、悪玉コレステロールを減らす作用もあるといわれています。
⑤EPA
EPA(エイコサペンタエン酸)は、脳梗塞や心筋梗塞といった血管の病気の予防になります。また、コレステロール、中性脂肪を減らす働きもあり、血流を良くして病気の予防にもなります。

土用の丑、今年は一回7月27日土曜日、すでに夏休みに入りすみれ利用者も多く在園していますし、普段から注文してくれている職員にも配慮して26日昼食に提供する予定です。ただ、ここ数年仕入値段が高く、特に国産はまさにうなぎ上り。新聞記事同様やはりコスト面が課題です。食費の削減だけでしたら、行事食への変更で給食費のコスト削減になります。
どうしたらよいか事務局長に相談したところ「うなぎだけに掴みにくい」とのこと・・・

栄養つけて暑い夏を乗り切りましょう。
(栄養管理室長 平川三樹)