社会福祉法人 光風会

餅つき大会に想う

 平成28年1月17日(日)光風会の「餅つき大会」が開催された。のばら園・すみれ園の合同である。私が光風会に就職して大々的にかかわっている行事である。餅つきは杵で餅をつけばよいという単純なものでなく、準備が重要な催事である。前日準備、当日準備などきちんとやらなければ成功とはいえない。
 手順はその時々の行事委員に事細かく指示を出して明文化しているが、餅つきの技術はうまく伝承できない。20年近く最前線で行事に没頭している自分がいる。
 数日前から、臼を洗い、水に浸しておく、杵も同様である。前日にもち米を研ぎ、水に浸す、翌朝引き揚げ水切りを行う、このもち米を浸す時間が重要である。水からあげて置く時間、蒸し器でどの程度蒸すのか、どの程度の柔らかさが必要かは永年の堪である。
 いよいよ餅つきであるが、最初のつきはじめが肝心で、二人のうち手で臼の中のもち米をつぶしていく、これが餅の良しあしを決めるのでこの時点で餅になっていることが重要である。その後、手合わせの人とつき手のパフォーマンスの時間である。つき手の杵さばきを手合わせの人がうまくコントロールできればよいとされる。餅の柔らかさは手合わせの水加減で決まる。その場で食べるのか等状況に合わせて微妙な水加減をしていく。
 私は鹿児島県の大隅半島の曽於市財部の出で小さなころから餅つきをしてきました。
柴立というところで昔から酒屋を営み、むらの中では人が集まる、年末28日になると、へっつい(かまど)で大きな羽釜にお湯を沸かし丸い木製の蒸し器を3段くらい重ねてもち米を蒸していく、次々に餅をついいていく、それはそれは大きな催事でした。
 高校を卒業し18歳で横須賀の造船会社に就職、久里浜の清和寮という独身寮に入ったが、そこでも餅つきがあり率先して餅つきを行った。縁あって横浜の恵和学園に就職した時から餅つきに参加した。恵和の餅つきは1月1日、朝4時ころから始まり、創設者の前田直蔵園長が山形の餅つき唄を歌いながら職員が餅つきをするというパターンが長いこと続いた。1月1日の学園の賀詞交換で利用者職員で餅をほおばる、園長から全員お年玉をもらい、初詣でやファミレスに出向き楽しんだ。もちろん、バザー時の餅つきは客寄せの大きなパフォーマンスで大いに盛りあがった。
 私生活でもこどもの保育園の餅つき大会で餅つき指導した覚えがある。 最近では光風会の所属する元町自治会の餅つき大会に出向き手伝った。
 私にとって、餅つきは自分の成育歴と大きな関係があり、自分の特技であり、文化の継承ではないかと思っている。